前回に引き続き、構築していきたいと思います。
※各種コンポーネントをイメージしながら、進めると理解し易いかと思います。
全体の流れ
Step1:Azure上での環境構築 ※省略します。
Step2:サービスプリンシパルの作成 (Azure)
Step3:サブスクリプション登録&Node ManagerとUAGの作成
Step4:Active Directory ドメインの登録
Step5:マスターイメージ用仮想マシンの作成
Step6:マスターイメージの作成
Step7:デスクトップ ファームの作成
Step8:(デスクトップ)ユーザーへの割り当て
Step9:アプリケーション ファームの作成
Step10:アプリケーションの選択
Step11:(アプリケーション)ユーザーへの割り当て
※Horizon Cloudにはウィザードが用意されているので、沿った手順にて実施していきます。
※Step5からは、メニューによる個別設定が可能
Step4:Active Directory ドメインの登録
[構成]を選択
ドメイン情報を入力 ※バインドユーザー名は、事前に作成した「Horizon管理者」を入力
仮想デスクトップをドメイン参加させるためのアカウント情報
Horizon管理者の指定。事前に作成した「Horizon管理者グループ」を選択
Active Directory 登録以後「My VMware認証」と「Active Directory認証」の二段階認証になります。
Step5:マスターイメージ用仮想マシンの作成
[追加]を選択 ※画面左にメニューが登場!
[Marketplaceから]を選択
場所:Step3で作成した場所を指定
ポッド:Step3で作成したポッドを指定
OS:マスターイメージ用のOSを選択[ClientOS:D4v3 / ServerOS:D2v3]
GPUを含める:有効にすると、NV6で作成される ※Win7非サポート
ドメイン:参加したいドメインを指定
パブリックIPアドレスを有効にする:PIPの作成有無
Windowsイメージを最適化:
ーサーバーOS:Windows Update 自動更新を無効
ーWindows10:上記+タスクスケジューラー無効
Windowsストアアプリを削除:※Windows10を選択した場合のみ表示される
ユーザー名:Horizon管理者アカウントが無難
パスワード:ローカル管理者パスワードを入力
Windows Client ライセンスあり:SA特典
名前:ホスト名となる
説明:コメントを入力
作成後、仮想マシンが表示されます。 ※エージェントのステータス「有効」を確認
エージェントのステータスが、
・ペアなし(失敗) の場合、仮想マシンを再作成してください。
・ペアなし(インポートに成功しました) の場合、[詳細]ー[エージェント ペアリングをリセット]を実行してください。
空っぽだったリソースグループに作成されている。
【OSの最適化】
デフォルト状態のOSでは、不要な設定やサービスが動作しています。[RDS / VDI]に適した
設定を行うために「VMware OS Optimization Tool」を利用可能 ※インストール不要
[Template]を選択し、[Analyze]ー[Optimize]を選択するだけ
【配信アプリケーションをインストールする】 ※ServerOS用
作成した仮想マシンにローカル管理者でログインし、コマンドプロンプトを管理者権限で実行
>change user /query ←現在のモードを確認
Application EXECUTE mode is enabled. ←EXECUTEモードを確認
>change user /install ←INSTALLモードに変更
User session is ready to install applications.
※配信したいアプリケーションをインストール
>change user /execute ←EXECUTEモードに変更
User session is ready to execute applications. ←EXECUTEモードを確認
※シャットダウンしてはいけません。
Step6:マスターイメージの作成
[新規]を選択
場所:展開したい場所を指定
ポッド:展開したいノードを指定
デスクトップ:作成したマスターイメージを選択
イメージ名:※変更不可
会社名:※表示箇所不明
タイムゾーン:現地時間に設定
ユーザー名:マスターイメージ用仮想マシン作成時のユーザー名
パスワード:マスターイメージ用仮想マシン作成時のパスワード
完了すると、「停止済み (割り当て解除)」となり、スナップショットが作成される。
Step7:デスクトップ ファームの作成
ファームの作成は、”Windows 10 Multi-Session” “Windows Server”利用時のみ必要
“Windows 10 Single-session” “Windows 7” 利用時は、Step8に進んでください。
[新規]を選択
名前:表示名
説明:コメントを入力
仮想マシン名:ホスト名+0000~(連番)
ファームタイプ:
ーアプリケーション:アプリケーション配信
ーデスクトップ:デスクトップ配信
場所:展開したい場所を指定 ※設定後変更不可
ポッド:展開したいノードを指定 ※設定後変更不可
モデル:仮想マシンサイズを選択
ディスクタイプ:[プレミアムSSD / 標準SSD / 標準HDD]
ディスクサイズ:※基本的にはそのまま
イメージ:作成したイメージを指定
優先プロトコル:[Blast Extreme / PCoIP / RDP] ※デフォルトで利用したいプロトコル
優先クライアントタイプ:[ブラウザ / Horizon Client] ※WorkspaceONE利用時のみ有効
ドメイン:参加したいドメインを指定 ※設定後変更不可
ドメインへの参加:はい
ディスクを暗号化:Azure Disk Encryption
NSX Cloud管理:※NSX Agentインストール済みイメージが必要
仮想マシンの最小数:最小起動台数
仮想マシンの最大数:※指定した台数分、仮想マシンが作成される。
パワーオフからの保護期間:1~60分 ※セッションが無い場合、自動パワーオフまでの時間
仮想マシン1台あたりのセッション数:[1~100] ※設定後変更不可
このWindows OSに対する有効なライセンスを持っていますか?:
コンピュータの組織単位(OU):コンピューターオブジェクトの展開先
1回実行スクリプト:作成後に実行するスクリプト。例:shutdown /r /t 0
Azure リソースタグ:
※ローリングメンテナンス=キャッシュされたリソースやメモリリークを解消するために実施
メンテナンスタイプ:[スケジュール / セッション] ※スケジュールの場合
繰り返し:[週単位 / 日単位]
繰り返し日:[日~土曜日]
スケジュール済み時間:
同時に静止する仮想マシン数:新規セッションを受け付けない、仮想マシン台数
仮想マシンのアクション:[再起動 / 再構築(イメージから再デプロイ)]
メンテナンスタイプ:[スケジュール / セッション] ※セッションの場合
以下の後でローリングメンテナンスを実行する:指定のセッション数で開始 [デフォルト100]
同時に静止する仮想マシン数:新規セッションを受け付けない、仮想マシン台数
仮想マシンのアクション:[再起動 / 再構築(イメージから再デプロイ)]
電源管理モード:しきい値に達する事で、起動/停止を行う。
ー最適化されたパフォーマンス [スケールアップ 50%以上 / スケールダウン 23%以下]
ーバランシング [スケールアップ 66%以上 / スケールダウン 31%以下]
ー最適化された電源 [スケールアップ 80%以上 / スケールダウン 38%以下]
※最大セッション数に占める、現セッションの割合
切断済みセッションのログオフ:[なし / ただちに / タイムアウトまでの時間]
セッションの最大有効期間:ユーザーあたりの最大セッション時間
電源管理をスケジュール:日時指定で、起動させるサーバー台数を指定
最後に確認 ※[仮想マシンの最大数]分の仮想マシンが作成される
完了すると、リソースグループが作成される。※NSGはNICに関連付けされている