StorSimple Virtual Array を構築する (ASM)

StorSimple シリーズには、バーチャルアプライアンス版もあります。オンプレミスに構築した、Hyper-V 2008R2以降,VMware 5.5以降 上に構築する事ができます。アプライアンス版との違いは、重複排除、圧縮、暗号化はAzureに送信する際にのみ実行されます。「SMBプロトコル」に対応しているので、単体でファイルサーバーとして利用できます。
※祝!ARMに対応しました。

【仮想デバイスの要件】

CPU(コア)数:4core 以上
メモリ:8GB 以上
ディスク:OS=80GB,データ=500GB~8TB
NIC数:1 以上
インターネット帯域幅:5Mbps 以上


それでは、早速やってみましょう!

クラシックポータル

名前:表示名
サブスクリプション:Azureサービスの提供範囲
管理されているデバイスの種類:[仮想デバイス] or [物理をデバイス]
場所:デプロイするAzureのリージョン
[新しいAZUREストレージアカウントを作成する]:適当な名前のストレージアカウントが作成されます。既存ストレージに追加したい場合や名前を決めたい場合はチェックを外しましょう。

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該当する、ハイパーバイザー用のバーチャルアプライアンスをダウンロードします。※2.2GB

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※今回は、VMware での構築を行います。

オンプレミスのハイパーバイザーにデプロイします。

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新規フォルダの作成

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二つのファイルをアップロードして下さい。

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アップロード完了後、「新規仮想マシン」の作成

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ssva09[仮想マシンのバージョン:8]以降を選択

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[Windows Server 2012]を選択

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最低要件である、4コア 以上を設定

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最低要件である、8GB 以上を設定

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VMware Toolsをインストールできないので、[VMXNET3]は利用できません。

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つづいて [仮想マシンのプロパティ] からデータ用のHDDを追加します。

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最低要件である、500GB 以上を設定 ※1:9 (ローカル:クラウド)でボリュームが作成される

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StorSimple を起動してログオン。※初期パスワード[Password1]。変更を求められます。

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DHCP環境の場合、IPアドレスが付与されているので、ブラウザから”https://dhcp-ip”に接続
※StorSimpleコマンドとDOSコマンドが利用できる

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DHCP環境では無い場合、Get-HcsipAddress からNameを確認し、下記コマンドでIPアドレスを設定。

Set-HcsIpAddress -Name Ethernet0 -IpAddress 172.16.71.72 -Netmask 255.255.255.0 -Gateway 172.16.71.1

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変更したパスワードでサインイン

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ログオン直後の画面

ネットワーク設定:固定IPの付与。DNS設定はAzure接続の際に必要なので必須
デバイス設定:[ファイルサーバー] or [iSCSIサーバー] を選択。ファイルサーバーの場合、ドメイン参加が必須
Webプロキシ設定:
時刻設定:日本時間に変更
クラウド設定:StorSimpleバーチャルアプライアンスとAzureを紐付ける

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【ファイルサーバーを構成する場合】

1.ネットワーク設定:DNSを設定する。プライマリ&セカンダリ設定必須

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2.デバイス設定:ファイルサーバーを選択し、ドメインに参加する
※一度、設定すると変更ができません。

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3.クラウド設定:Azureへのデバイス登録。事前にクラシックポータルから「サービス登録キー」をコピーしておく。登録が完了すると、[データ暗号化キー]が生成されるので、コピーしておく。※二台目以降のSSVAを登録する際に必要

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4.クラシックポータルから[デバイスのセットアップの完了]を選択

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デバイスが登録された事が確認できます。

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5.クラシックポータルから[共有]ー[共有の追加]を選択

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6.共有フォルダが作成されました!!

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【バックアップについて】

StorSimple Virtual Array では、1日 1回 単位ですべての共有ボリュームをバックアップします。※30分単位で指定可能

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【フェールオーバーについて】

StorSimple Virtual Array 同士のみ可能。StorSimple 8000シリーズ、クラウドアプライアンス(8010,8020)とのフェールオーバーは不可。

フェールオーバー元のデバイスを[非アクティブ化]し、[フェールオーバー]を選択

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フェールオーバーが完了すると、「SSVA01」が削除されています。

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