災害対策の悩みの一つにリストアをどうするのか?と言う問題があるかと思います。バックアップデータを遠隔地やクラウドに保管しているが、どうやって?どこに? リストアして業務を継続するのでしょうか?
StorSimple だと、「ストレージ+バックアップ+リストア」が一体となっておりますので災害対策のお悩みが一挙に解決できます。
前回は、オンプレミスにてストレージボリュームの作成、バックアップポリシーの作成までを行ないました。
今回は、リストア機能である、StorSimple クラウドアプライアンス を構築します!
[デバイス]ー[仮想デバイスの作成]を選択
名前:表示名
デバイスモデル:[8010] or [8020] ※モデルの違いはこちら
仮想ネットワーク:クラウドアプライアンスを展開するVNetを選択
サブネット:クラウドアプライアンスを展開するサブネットを選択
ストレージアカウント:クラウドアプライアンスを展開するストレージを選択
[この仮想マシンデバイスが~]:チェック
※StorSimple はクラシックのみ対応となりますので、ARMで展開した仮想マシンに対してストレージの提供はできません。
30分ほで出来上がります。クラウドアプライアンスを選択
[デバイスのセットアップの完了]を選択
サービスデータ暗号化キー:※暗号化キーは、デバイス登録時に表示されたキーを使用
SNAPSHOT MANAGERのパスワード:
パスワードの確認:
デバイス管理者パスワード:
パスワードの確認:
リストア用途の場合、基本的な設定はこれで終了です。
アプライアンス版と同様の使い方をする場合、【コンテナーの作成】【ボリュームの作成】【バックアップポリシーの作成】なども可能です。※手順はアプライアンス版と同様です。
それでは、準備が整いましたので、フェールオーバーを試してみましょう!!
※フェールオーバーを行うと、最新のバックアップから復元されます。
フェールオーバーをしたいボリュームを選択した状態で [オフラインにする]を選択
オフラインにしたボリュームを持つデバイスを選択した状態で [フェールオーバー]を選択
フェールオーバー元のコンテナーを選択 ※フェールオーバーはコンテナー単位で行われます!
フェールオーバー先となる、ターゲットデバイスを選択
最後に確認
フェールオーバー ジョブが走るので、終わるまで待ちましょう。。
完了すると、[tushigami-ca01]デバイスに[tushigami-Con01]コンテナーが移行しているのがわかります。
クラウドアプライアンスと同じVNet上に仮想マシンを作成し、フェールオーバーしたボリュームを iSCSI マウントする事でリストアが完了となります。
おまけ
StorSimple には三つの復元方法があります。
フェールオーバー:別デバイスに復元/コンテナー単位/コンテナー移動
リストア:同一デバイスに復元/ボリューム単位/ボリューム置き換え
クローン:別デバイスに復元/ボリューム単位/ボリューム複製
リストアは、取得済みのバックアップから行ないます。
[バックアップカタログ]からバックアップリストを選択すると[リストア]する事ができます。
クローンは、取得済みのバックアップから行ないます。
[バックアップカタログ]からバックアップリストを選択すると[クローン]する事ができます。
※コンテナーは自動生成されます。[tushigami-Con01_1]