キュー ストレージとは「メッセージング」処理を提供するサービスです。
メッセージングとは、何でしょうか?
メッセージングとは、分離したシステム間でのメッセージのやりとりを指します。
通常だと、システム通信は1対1で行うのですが、この方式だと都合が悪い状況があります。
例えば、送信側は、メッセージを送信した後、受信側からの受取連絡をもらうまで、
待機状態が発生し、次の送信処理に移れません。
そこで登場するのが、キュー ストレージ のようなメッセージングシステムです!!
キュー ストレージ を利用するとイイことがあります。
非同期:送信側は受信側の状態を気にせず、メッセージ送信が可能。メッセージ保持機能。
負荷平準化:受信側はピーク時を避けてメッセージを処理できる。
負荷分散:受信側の数を増やす事で多くのメッセージを処理できる。
【キュー ストレージ】
[特徴]
・送信側から受信側への一方向 ※PTPメッセージングモデル
・1メッセージ=1受信者 ※送信側と受信側に関係性は無い
・配信順序:保証なし ※基本的にはFIFO
・配信方法:At-Least-Once。応答があるまで再送するので、重複受信する場合がある。
・受信モード:Peek & Lease。受信者からの読み取り要求があると、他の受信者に読み取らせないようにメッセージをリースロックします。
・排他方法:リースベース(default 30sec)
・プロトコル:HTTP、HTTPS
・メッセージサイズ:最大64KB
・処理数:最大2000メッセージ/秒 (1KBの場合)
・キューサイズ:最大500TB
・メッセージ保存期間:最大7日
それでは、作成してみましょう!!
キュー ストレージの作成は簡単で、通常のストレージアカウントを作成すればOKです。
メッセージを格納してみました。