AVD のSession Hostを軽量化する”PowerShellスクリプト”が登場したので、試してみたいと思います。通常のWindows 10 では、VDIとして利用する際に不要と思われる機能・アプリケーションが多く動作しています。それらを[停止/削除]する事でVDI用に最適化します。
リソース消費を抑える事で、集約率を上げ、さらなるコスト削減が可能となります!
※こちらがお勧めです「AVD カスタム イメージ テンプレートを試す!」
このPowerShellスクリプトは、公式ドキュメント「VDIデスクトップで推奨される設定」と「仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)ロール用のWindows 10 バージョンxxxxの最適化」で推奨されている設定を実施するものです。
※MS公式のPowerShellスクリプトではありません。
【 サポートOS 】
・Windows 10 Enterprise Single-session 1909/2004
・Windows 10 Enterprise Multi-session 1909/2004
それではやってみよー
今回は、Session Host(Win10 Multi 2004)にて作業を実施
※このスクリプトはSysprep後に実施する必要があります。
Githubリポジトリから、PowerShellスクリプトをダウンロード
[Code]ー[ダウンロードZIP]を選択
ダウンロードしたファイルを展開して保存
管理者権限でPowerShellを起動
Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy Unrestricted
.\Win10_VirtualDesktop_Optimize.ps1 -WindowsVersion 2004 -Verbose
※スクリプト終了後に再起動を実施
再度、サインイン。一見したところ、アプリケーションが減っている!?
左:最適化前 右:最適化後 ※プロセス数、スレッド数が減っていますね
※Multi-Sessionの集約率が2倍以上になったという話もあるみたい。
デフォルト設定で実施した場合、Win10 が ガリッガリッに仕上がってしまいます。
必要な設定もあるかと思います。そんな時は、5つの設定ファイルから変更が可能です。
試しに、Appxpackeages.json を開くと削除対象のアプリがわかるので、必要なアプリは
リストから削除するか、”VDIState”: “Enabled” に変更しておきましょう。