QnA Makerとは、”一問一答”の問い合わせに対応するチャットボットを簡単に作成できるCognitive Servicesの一種です。FAQのような “よくある問い合わせ” 対応が発生する場合、役に立つかもしれません!
さっそく、しくみを見てみましょう!
しくみは非常に単純で、QnA Maker に予め”よくある質問”と”その答え”を入力しておきます。
入力方法は、下記3パターンになります。
・既設のFAQサイトを指定してQA情報を収集する
・QA情報入りのファイルをQnA Makerに読み込ませる
・QnA Makerに直接入力する;
※リージョン”US Central”に保存されます。
※写真・ビデオは利用できません。
作成してみよう!
先ずは、こちらから QnA Makerポータルサイト にサインインして下さい。
[Create new service]を選択
Service Name:ボットの名前
URL:QAサイトのURLを指定
Files:作成したQAファイルを指定。対応拡張子(tsv / pdf / doc / docx / xlsx)
※全ての情報は、作成後でも変更可能
ウソみたいですがこれで、完了です!
作成したボットを見てみましょう!
[Settings]を選択すると、設定した内容の確認と変更ができます。
今回の場合、
ボットの名前が「パソコンサポート」
QA情報の入力はエクセルから行いました。
試してみましょう!
[Test]を選択すると、入力した内容をチャットボットで確認ができます。
※私のチャットボットは、すぐに”再起動”と”クリーンインストール”を勧めてきます。。
入力内容を確認してみましょう!
[Knowledge Base]を選択すると、入力した内容を確認と変更がきます。
[+ Add new QnA pair]を選択すると、直接入力ができます。
変更後は保存する必要があるのですあが、ブラウザによっては、保存ボタンが見えないので、ズームを駆使して表示させて下さい。※Chromeの場合200%で表示されます。
実は、”タブ区切り” “Unicode”であれば、メモ帳からでも入力ができます。
※一行一答。質問、回答の順で記載
チャットボットの学習方法
QA情報は、ユーザーが入力する質問に完全一致させる必要はありません。
QnA Makerは、文章の中からキーワードを抽出し、数多くマッチする質問例の”回答”をユーザーに返答します。
キーワードが重複しそうな質問の場合、ユーザーがどのような質問文で問い合わせてくるのか、数回学習させる必要があります。
例えば、ユーザー「遅い」と質問した場合
チャットボットは、4つの回答を示しています。
「がんばれ」
「とりあえず、再起動しましょう。」
「クリーンインストールですね。」
「None of the above」
正しい回答を選択して、保存していきましょう。
チャットボットはどんどん賢くなっていきますよ~
QnA Maker は、外部連携が可能で、ユーザー側の入力インターフェイスとして、Skype、Slack、Facebook などを利用する事ができます。
すでに、Skypeを導入済みでしたら、自然なかたちで導入展開できるかもしれません。